小木町で干し柿つるし趣きのある風景に

伝統的な建造物が立ち並ぶ町並みを、後世に残そうと取り組みが行われている小木町。その小木町でこのほど町並みを彩り、訪れた人に楽しんでもらおうと家の軒先に干し柿をつるす取り組みが行われています。

およそ200mに渡り街中を彩る干し柿は、先月中旬につるされたものです。
佐渡市は、2021年度から本格的に伝統的な建造物の中で、特に価値が高いものとして国が選定する重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に小木町が選定されることを目指しています。
干し柿をつるすこの取り組みは、古い町並みをさらに趣のある風景にし、訪れた人に楽しんでもらおうと、佐渡市や小木町並み保存推進委員会と小木まちづくり協議会が協力し、昨年からこの時期に実施しています。

発案者は、小木行政サービスセンターの本間悟センター長です。本間さんは、この小木の町並み保存の取り組みを多くの人に知ってもらうと同時に、柿の文化も発信したいと考えました。
本間悟センター長「小木には、古い町並みが今も残っており、そこに南佐渡はおけさ柿でも有名ですので、地元で取れた柿を干し柿として飾ることによって、街並みにも一つアクセントがついて趣のある町並み風景になるかなと思い提案しました。」
この柿は、新潟県内で唯一重伝建に指定されている宿根木の農家から、取り組みを応援したいという思いで昨年は500個、今年はおよそ1,000個を譲ってもらったもので、現在15件の軒先につるされています。
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