佐渡のフードシステム研究成果発表と意見交換

およそ1年の間、佐渡に住みながら佐渡のフードシステムについて研究した東京大学の研究員が1月18日、成果発表を行い参加者らと佐渡における持続可能なフードシステムについて意見を交わしました。

東京大学未来ビジョン研究センター研究員のジャスミン・エリザベス・ブラックさんは、およそ1年間佐渡で暮らしながら、農業体験やインタビューを通じ佐渡の食料品の生産・流通・消費の関係などフードシステムを研究してきました。
佐渡の持続可能なフードシステムと題した研究発表を行ったこの日は、農業関係者などおよそ20人が参加しました。
ジャスミンさんは、研究を通じて捉えた佐渡の持続可能なフードシステムを関係性として図で示し、その強みを解説しました。

強みとして農家が持続可能な農法の情報交換を行っている点、好きな仕事をしながら農業をする兼業農業が実現している点、その他食と文化のイベントが積極的に開催されている点、そして、そこに付随するネットワークの強いコミュニティが存在することなどが挙げられました。
一方、で課題としてジャスミンさんは、農地は獲得しやすいものの離れた場所で管理しにくいこと、有機栽培や自然栽培へ転換する補償が足りていないこと、新しいプロジェクトで時々やりたいことに不一致が生じ、目標の達成があまりできないことなどを指摘しました。
その上で解決の可能性も上げ主に農業のイメージを明るいものにすることやJA、行政の支援や情報提供を活発にすることなどを提案しました。

後半では、ジャスミンさんが提示したテーマについて参加者が議論しました。
議論中では、農業関係者、地域おこし協力隊、消費者など様々な立場の人が、それぞれの経験や視点を生かして、活発に意見を交換していました。
参加者「持続可能というのはいろんな視点から考えることができて、皆さんの意見がすごく面白かったので、これぐらいの人数で集まってみんなちゃんと心から話せるような場っていうのは少ないので、本当にみんなが自分の思いを話せてたような気がして参加してよかったなと思います。」

参加者「いろんな人と意見交換できて、とても良い刺激になりました。なかなかありそうでなかったことなんで、こうやって島外の人がこういうこと企画してくれて、とてもいい機会になったと思います。自分が本当に美味しいいいものを作るっていうことをしっかりやっていこうと思ってます。」
ジャスミン・エリザベス・ブラックさん「トキを守るために農家さんが一生懸命が頑張ってるし、自然栽培をやってる方もいらっしゃるし、飲食店の方もすごく持続可能なヤル気を持っていらっしゃるので、それがすごく素敵なところだと思ってます。これからも佐渡に滞在して、持続可能なフードシステムの活動を支援したいと思っております。」
ジャスミンさんの発表を踏まえた意見の交換を通じて、参加者らは佐渡における持続可能なフードシステムについて考えを深めていました。
最新情報をチェックしよう!