ドローンと新幹線で新鮮なエビを東京へ

ドローンなど最新の物流技術を使い、首都圏へ新鮮な海産物を届けようと、11月5日に実証実験が行われました。

畑野地区松ヶ崎に降り立ったドローン。11月5日、このドローンなどを使って佐渡の海産物を東京まで運ぶ実証実験が行われました。
この実験は、ICT技術を活用して離島の課題解決を目指す国土交通省の事業を活用し、東京都の企業や佐渡市などで組織する「新潟スマートロジスティックアイランド推進協議会」が行ったものです。

実験に使用されたドローンは、離陸から着陸まで操縦士が必要ない完全自動型で、時速90km/hで巡航し最大5kgの荷物を運搬することができます。
ドローンは、11月4日の夜に赤泊港で水揚げされた南蛮エビ1kgを積み、越佐海峡を飛行しておよそ50km離れた新潟市中央区の西海岸公園に33分で到着したということです。
その後、南蛮エビはJR東日本の物流サービスを活用し新幹線で東京まで運ばれ、銀座にある新潟県のアンテナショップで11月5日午後2時30分頃から販売されたということです。
実験を行った協議会は、来年3月末を目途にサービスの実用化を目指していて、協議会に参加する佐渡市は被災地への物資輸送など、島内の物流においても活用を検討していくとしています。

最新情報をチェックしよう!