クロマグロ漁 今年は豊漁の兆し

これから最盛期を迎える佐渡のクロマグロ漁。今シーズンは豊漁の兆しで関係者らは活気づいています。

5月23日の午前5時過ぎ、両津地区の黒姫漁港では定置網漁に向かう漁船が準備をしていました。
クロマグロ漁は例年4月頃から始まり、6月頃に最盛期を迎えます。内海府漁業生産組合の黒姫の定置網では、沖合いおよそ1km、水深5~60mほどの場所に網を仕掛け、夏は主にマグロ漁、冬は主に寒ブリ漁を行います。
定置網に着くと2隻の船の間で網を巻き上げていきます。昔からマグロが多く上がるという黒姫沖。昨年の漁は少なかったということですが、今年は幸先が良くこの日は最高で180kgのクロマグロが水揚げされました。
前日の22日にはこの時期としては非常に珍しく100kgを超えるマグロが35本以上水揚げされたほか、最高は200kgを超える大物で関係者を喜ばせました。
一方でマグロ漁は資源の保全のため、クロマグロの小型魚であるメジマグロとクロマグロはそれぞれ年間の漁獲枠が決められていて、年間を通して水揚げのあるメジマグロは市場の価格などを見て漁を調整しながら水揚げします。
この日もメジマグロの多くは放流しなければならず、関係者の苦労も伺えました。
そんな中でも関係者は今年の漁に期待しているようでした。定置網のクロマグロ漁は6月に最盛期を迎え7月頃まで続きます。

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