2024 佐渡ロングライド210 佐渡のコース満喫!

国内最大級のサイクリングイベント「2024 佐渡ロングライド210」が5月19日に開催され、多くの参加者が佐渡のコースを満喫しました。

早朝5時過ぎ、スタート地点となる佐和田海岸沿いには多くの参加者たちが列をなしていました。
天候に恵まれた今年の大会には、北海道から沖縄までの35都道府県から1,721人が参加し、島内からもおよそ240人が出場しています。
スタート前には、ゲストライダーとして参加した競泳オリンピックメダリストの松田丈志さんが参加者に激励の言葉を送りました。
午前5時30分、大会長でもあり大会の130kmコースに初出場する渡辺竜五佐渡市長の合図で順次スタートです。
今回の「2024 佐渡ロングライド210」は、佐渡一周の210kmコースをはじめとする3コースのほか、前日の18日には金銀山遺跡やトキの棲むエリアを巡るとともに島内グルメを楽しむ「エンジョイグルメライド」なども行われています。
スタートから19km地点、相川エイドステーションでは地元のボランティアらがそばやおかゆなどを振る舞い、参加者たちはこれからの長丁場に備えて英気を養っていました。
この日の両津の気温は最低が13℃、最高が23℃となり比較的涼しさを感じる中でのスタートでしたが、参加者は風光明媚な佐渡のコースを堪能しながら完走を目指していました。
海岸ルートを軽快に走り抜ける参加者を最初に待ち受けるのが難所のひとつ、急こう配の坂道の「跳坂」通称「Z坂」です。
参加者たちは「停まったら終わり!」などと声を掛け合いながら、標高130mの坂の上まで一気に駆け上がります。
しかし、参加者の疲れを吹き飛ばしてくれるのが佐渡の絶景です。参加者たちは達成感を味わうとともにその景色を写真に収めていました。
その後も参加者は、佐渡の雄大な景色と爽やかな風を楽しみながらゴールに向けてペダルに力を込めていました。
コースを進む中で参加者たちを後押ししてくれるのは島内各地の沿道から届く応援の声です。
また、両津地区虫﨑でも地域住民が集まり、道の前を通る参加者に声援を送っていました。
そして、両津のエイドステーションでは昼食が用意されたほか、新潟の専門学校生などによるストレッチブースも用意され、参加者たちはしばしの休息をとっていました。
その後も参加者らは佐渡の景色と共に数々の難所を乗り越え、ゴールの佐和田海岸沿いに戻り晴れ晴れとした表情でフィニッシュゲートをくぐり、家族や知り合いとその喜びを分かち合っていました。
渡辺竜五市長「Z坂あたりまではまだ良かったですけど、最後の20kmぐらいはやっぱりバテましたね。面白いコースだと思います。山あり谷ありでなかなかハードなコースでした。皆さんと意見交わしながら、本当に佐渡を楽しんでもらう大会にしていきたいと思います。」
天候に恵まれた今年の完走率は、全体で93.3%と前年より4ポイント近く上がり、多くの参加者たちにとって思い出に残る1日となったようでした。
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