鷲崎・見立住民が炊き出しのお礼に旬の山菜

昨年の大雪で停電が続いた両津地区の鷲崎と見立の住民有志が、その際の炊き出しのお礼にと地元の山でとれた旬の山菜を炊き出しに参加した企業に届けました。

5月31日、両津地区鷲崎の山中では、地元住民らが協力し今が旬の山菜をとっていました。
鷲崎と見立の集落は、昨年末の大雪で断続的に数日間停電が続いた上、佐渡一周線も一部通行止めとなり不便な生活を強いられていました。

そんな中、佐和田地区のRyokan浦島と佐渡南ロータリークラブなどの有志が炊き出しに参加、豚汁やいなり寿司などを各家庭に配布しました。
不便な生活とともに、不安な気持ちで過ごしていた住民は暖かい気持ちに触れ、いつかお礼がしたいと考えていたそうです。
そして今回、鷲崎と見立の住民有志が地元の山でとれる旬の山菜を、旬の食材を宿泊客に提供するRyokan浦島へ贈ることに決めました。
昨日の取り組みには住民有志およそ20人が参加し、山で山菜を取る人と公民館で集まったものを処理する人に分かれ作業にあたりました。
昨日は、午前中でミズブキ30キロ、フキ10キロあまり、計40キロの山菜が集まりました。
集まった山菜は、葉を落としてから根の部分をカットし、調理しやすいように束ねていきます。
地域のお母さんたちは、手慣れた様子で40キロもの山菜を協力しながら、次々と処理していきました。
そして、調理しやすいよう処理された山菜は、その日のうちに佐和田地区のRyokan浦島に届けられました。
この日届けられた山菜は、炊き出しに協力した佐渡南ロータリークラブに振る舞われるほか、宿泊客の食事などに使用されるということです。
浦島 URASHIMA-佐渡ヶ島にあるオーベルジュ (urasima.com)

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