赤泊中学校で命の大切さを学ぶ教室

6月28日、赤泊中学校で命の大切さを学ぶ教室が開かれ、交通事故で家族を失った遺族が生徒たちに命の大切さを訴えました。

赤泊中学校の全校生徒およそ30人が参加したこの授業は、新潟県警察本部と県が主催したもので、命の大切さを学んでもらうとともに犯罪を犯さないという意識を高めてもらおうと県内の中学・高校で平成21年から行われています。
この日講演を行ったのは平成13年10月、家族3人で乗っていた車に猛スピードで運転していた車に衝突され、運転していた夫を亡くして本人と次男も重傷を負う被害を受けた、新潟県胎内市の三宅とも子さんです。
三宅さんは、平成27年から県警とともに主に中学・高校で講演をするほか、企業や地域団体に対しても講演を行っていて、命の大切さを感じてほしいと活動しています。
三宅さんは、事故当時の様子や加害者に対する怒り、事故によって次男が負った障害、長男の心の傷などの事故後の悲しみや苦しみを話し、生徒たちは真剣な表情で話を聞いていました。
三宅さんは、最後に命を大切にすることや事故被害者への理解、交通安全について生徒たちに訴えました。
新潟県警察本部によりますと、新潟県内で今年に入り交通事故で亡くなったのは20人で、そのうち1人は佐渡市内で亡くなっています。生徒たちは、改めて事故の恐ろしさを感じ、交通安全の意識を高めたようでした。

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