親子で楽しくゴミ削減に挑戦!

ダンボールを使って生ゴミを堆肥にするダンボールコンポストに親子で挑戦するイベントが、9月23日に開催されました。

「親子で学ぶダンボールコンポストの秘密」と題したイベントは、環境問題などに取り組む佐渡市消費者協会などが講師となり開催され、この日は10組ほどの親子が段ボールコンポストについて体験しながら学びました。
ダンボールコンポストは、ダンボールに土壌改良剤を入れ、生ごみを加えて微生物の力で分解し、堆肥にする仕組みです。
ダンボールは、通気性がよく生ゴミの水分を逃がしたり発酵に必要な空気を通したりするのに適しているとされています。

イベントでは、消費者協会の会員からダンボールに入れる生ゴミについて、硬すぎるものや大きすぎるもの、卵の殻や玉ねぎの皮は分解できないことなど、ポイントを教わりながら実際に挑戦しました。
佐渡市全体の令和4年度の燃やすゴミの量は、年間1万5,966トンでそのうち生ゴミは、9.5%の1,517トンに上ります。
これは25mプール3個分の量とされ、特に生ゴミ水分が多いため燃えにくく、処分コストも高くなるため、生ゴミを減らすことはゴミの削減に大変有効だとしています。

参加者は、投入する生ゴミやかき混ぜ方などについて詳しく教わりながら、親子で仲良く協力して楽しく学んでいました。
参加者「子どもがおさるのジョージの話のなかで、生ゴミを土に入れて肥料にするというところにずっと興味を持っていまして、家庭でやるとなるとどうしたらいいのかわからなかったので、参加してみました。手軽なので続けてみようかなと思いました。」
講師の渡部雅子さん「小学生のお子さん達が関心を持って、食材を無駄なく活かせて、土に帰り美味しい野菜を作ってくれるというところへの気づきに期待しております。」

完成したダンボールコンポストは持ち帰り、各家庭で生ゴミを堆肥にする取り組みを進め、後日アンケートで状況を聞くということです。
佐渡市消費者協会では今後も、ダンボールコンポストを広める取り組みを進めたいとしています。

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