行谷小学校でトキの話を聞く会

トキに関する授業に積極的に取り組んでいる行谷小学校で今月14日、トキの話を聞く会が開かれました。

この日は、行谷小の全校児童50人が参加しました。

講師に招かれたのは、日本野鳥の会佐渡支部の支部長で、トキのモニタリングを行っている土屋正起さんで、毎日のモニタリング中に撮影した写真を使いながら、季節ごとのトキ姿や生態などについて説明しました。
トキを飼育していた歴史のある行谷小学校は、「トキの学校」とも呼ばれていて、「トキ学習」や観光客向けの「トキガイド」などに伝統的に取り組んでいます。
毎年この時期に講師を招いて開かれるトキの話を聞く会は、その年にトキ関する学習のスタートになります。
毎日トキのモニタリングを行い、農家でもある土屋さんは、トキは冬の姿が一番綺麗に見えるということなど、長年観察をしてきたからこそわかる情報や、農家らがトキを守るために生き物の多い田んぼを作る努力をしていることなど自身の経験からの生の情報を児童たちに伝えました。
後半には児童たちから「トキの羽はなぜ色が変わるのか」など率直な質問が挙がり、会を通して児童はトキに関する知識を深めていました。
行谷小学校では、5月2日にトキの森公園で解説員としてガイド活動を行う予定です。
 

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