行谷小児童が検察庁の役割学ぶ出前教室に参加

行谷小学校の児童が佐和田地区にある新潟地方検察庁を訪れ、裁判の流れや検察官の仕事などについて学びました。

この日、新潟地方検察庁を訪れたのは、行谷小学校の6年生です。

この教室は、検察庁の役割や検察官の仕事について知ってもらおうと小学生から高校生を対象に検察庁が実施しているものです。
児童たちは、まず検察庁の役割について検察官や事務官から説明を受けました。
検察庁では、事件が発生し被疑者が逮捕された後、検察官が被疑者を裁判にかけるかどうかの取り調べを行ったり、記録や証拠品を見て裁判にかけるかどうかを決定します。
この日は、検察官から事件発生から刑が確定するまでの流れと、検察庁の役割が説明されたほか、検察官と検察官を補佐する事務官の仕事などについても写真を使いながら紹介されました。
また、施設内の取り調べ室や接見室なども見学し、児童たちはあまりなじみのない検察庁の仕事について理解を深めていました。
後半には、検察官、弁護人、裁判官の3つの役割のグループに分かれ、模擬裁判を体験しました。
模擬裁判では、被告人が店で店員を脅し怪我を負わせ、現金を奪った疑いが持たれた強盗致傷事件について審理します。
児童らは、裁判の流れに沿って、冒頭手続きや証拠調べ手続きの場面を演じました。
審理が終了すると判決を出すためのポイントを整理し、各グループで有罪か無罪かの判決を話し合います。
児童らは、被告人や証人の証言や証拠などから判断した判決とその理由などについて発表し合いました。
児童たちは、教室を通し検察庁の仕事や裁判の仕組みについて理解を深めていました。
検察庁は、検察庁の仕事や刑事司法の仕組みを理解し関心を持ってもらうため、このような出前教室を継続したいとしています。

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