羽茂地区で観測史上最大の雨量

8月6日から7日朝にかけて島内では大雨が続き、羽茂地区では観測史上最大の雨量となりました。佐渡市は8月6日に羽茂、小木、赤泊地区の市民を対象に避難指示を発令し避難を呼びかけました。

新潟県内では、前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響で線状降水発生して雨が続き、羽茂地区では8月7日の午前0時20分までの24時間降水量が284.5ミリを記録し観測し史上最大となりました。
佐渡市は8月6日午後4時に羽茂、小木、赤泊地区の全2,977世帯の市民を対象に避難指示を発令し、6か所で避難所を開設しました。避難所には最多で103世帯252人が避難しました。
羽茂地区、赤泊地区は、8月7日午後1時に避難指示が解除されましたが、小木地区にはまだ避難指示が出ていて、佐渡市は小木行政サービスセンターのみを引き続き避難所として開放し気象庁が発表する土砂災害警戒情報などをもとに、今後の指示について検討するとしています。
8月7日現在、県道では5路線6か所で交通規制が行われています。主要地方道両津真野赤泊線の上川茂地内で全面通行止め。その他、一般県道羽茂港村山線や沢崎木野浦線などの県道が規制されています。
市道では51か所で道路の崩壊や土砂の流入などの被害が出ていて、11箇所が通行止め。田んぼなどの農地では、24か所で畦畔の崩落などの被害が報告されています。
大雨のピークは過ぎていますが、現在でも佐渡地方には土砂災害警戒情報、大雨警報、雷注意報が出されていて、引き続き河川の氾濫や土砂災害に注意が必要です。
 
8月8日には農林水産省北陸農政局のサポートアドバイスチームが佐渡を訪れ、今回被害を受けた農地の早期復旧に向けて被害状況の調査を行う予定だということです。

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