羽茂に宿泊可能な新たなワーケーション施設

働きながら地方生活を体験するワーケーションなど、長期滞在に特化した宿泊施設が羽茂大橋に完成し、6月16日に地域住民などへのお披露目会が開催されました。

お披露目が行われた羽茂大橋の「GLOCEベースキャンプはもち」は、遊休資源を活用使用したもので、働きながら地方生活を体験できるワーケーションなどの長期滞在に特化した宿泊施設です。
一般の観光客の利用ではなく、企業や大学、団体などが研修の場として利用する想定です。
もともとこの古民家は年に数回しか使用していないことから、所有者から有効活用してほしいと佐渡市に申し出があったことでこの活用が決まりました。
利用できるのは母屋と離れの二棟で、母屋の3部屋を打ち合わせなどの仕事スペースとして。母屋のすぐ隣にある離れは、宿泊場所として長期滞在するために必要な台所用品や洗濯機などの家電も完備され、寝室は3部屋で最大8人の宿泊が可能です。
また、特徴として鍵の受け渡しが不要な暗証番号式で開閉できるキーレス錠を使用しているほか、Wi-Fiも完備されています。
運営するのは全国で100棟以上の古民家を再生させ、空き家で地方創生を目指す株式会社GLOCALです。
「GLOCEベースキャンプはもち」は、交流人口拡大や企業誘致などにもつなげようと地方創生を後押しする国の交付金を活用し行われたプロジェクトで、株式会社GLOCALと佐渡市、株式会社JR東日本規格が連携して行ったものです。
株式会社GLOCALの加藤 学CEOは、こういった施設を運営することで地域循環にもつながるとしています。
この日は地域住民らも施設に訪れ、新たに整備された施設を見て回っていました。
「GLOCEベースキャンプはもち」は1団体2泊3日で3万円程度から、最大8人まで利用可能です。オープンは今月中を予定していて、今年度は270人の利用を目指しています。
また、株式会社GLOCALでは、この羽茂大橋以外にも松ヶ崎や宿根木の古民家をした一般向けの宿泊施設を6月24日にオープンする予定だということです。
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