神社を照らす竹灯籠 製作に取り組む男性

年末年始に神社を明るく照らし、訪れる人に幻想的な世界を楽しんでもらおうと竹灯籠作りに取り組む男性をご紹介します。

真剣な表情で竹灯籠を制作しているのは金井地区に住む仲川眞治さん90歳です。この竹灯籠は、年末年始に金井地区千種の熊野神社に飾られるもので、訪れる人に楽しんでもらいたいと仲川さんが毎年制作しています。
今年で制作21年目だという中川さん。100本の灯篭を一人で作っていて、佐渡で切り出した竹を鉈で削ったり、ドリルで穴を開けたりと慣れた手つきで制作に取り組んでいました。
仲川眞治さん「竹の中に明かり入れるんだけどね、竹の内側が白でしょ、だからろうそくの炎が幻想的に見えるんだよね。竹を門松にするみたいに、神社の参道を両脇から照らすと歩くときに気分がいいかなと思ってね。子どもたちも喜ぶだろうと思うんですけどね。」

また、仲川さんは、灯篭のほかに竹を使ったおもちゃや置物も制作していて、知人や子ども達にあげて喜ぶ顔を見ることも楽しみの一つだということです。
11月に90歳を迎えた仲川さんですが、長年続く熊野神社の竹灯籠を残して行けるよう、今後も制作を続けたいと話します。
仲川眞治さん「できる限りはやっていきたいなと思ってるんだけどね。そう長くはできないだろうけども、誰か一緒にやってもらう人がおるとありがたいと思ってるんだけどね。」

仲川さんが製作する竹灯籠は、12月30日に金井地区千種の熊野神社に100本設置され、31日の午後11時頃に明かりを点けるということです。
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