真野中生徒が地域住民らと連携し防災訓練

10月12日に真野中学校の生徒と地域住民らが合同で避難所の設営訓練などの防災学習を実施しました。

この日、防災学習が行われた真野中学校には、生徒や地域住民などおよそ130人が集まりました。これは、真野中学校、真野地区民生児童委員などが合同で実施しているものです。
はじめにジオパーク推進室の職員が、佐渡でも発生する可能性が高い地震や、津波のメカニズムなどについて説明しました。
その後、地域住民と中学生が合同で、避難所の設営要請が出されたことを想定した訓練を行い、受付、誘導班など7つの班に分かれ30分程度の時間を設定し、簡易ベッドやブルーシートの避難場所の設営に取り組みました。

真野中学校は、佐渡市の防災計画で避難所となっていますが、避難所の設営の計画に子どもの参加は含まれていません。
しかし、大人が仕事に出かけている平日の昼間に災害が起きた場合、学校にいる中学生に避難所の設営などの経験があれば、ひとりひとりできることが増え、スムーズな避難所の体制作りが可能なのではないかという思いなどから実施され、今年で3年目になります。
設営後は、避難所機能について学ぼうと1年生と地域住民が一般避難者、子ども連れの避難者、高齢者といった避難者に扮し、避難所開設後の受付から避難ブースまでの訓練を行いました。

生徒は、お年寄りの疑似セットなどをつけた避難者の生徒、子どもを抱いた避難者役の生徒など、相手の状況を判断しながら受付用紙を代わりに記入するなど、自身にできることを考え訓練に励んでいました。
真野中学校では、今回の訓練で出た課題などを洗い出して、万が一の事態に備えていきたいとしています。
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