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県内初のスポーツ国際交流員を招致
県内初のスポーツ国際交流員を招致
2024年3月26日
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佐渡市
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中学校
3月25日、今年度最後の佐渡市地域クラブ活動推進協議会が開かれ、今年度の活動について報告されたほか、来年度は新潟県初となるスポーツ国際交流員を迎える予定だと報告されました。
佐渡市地域クラブ活動とは、中学校の生徒が充実したスポーツや文化活動に取り組むことを目的に、学校の枠組みを超えた地域で行われるクラブ活動です。
今年度は9月以降に月に1回、合計で7回実施され、1つの種目のスキルアップを目指すスキップ型にはおよそ200人の生徒が参加。色々な活動を楽しむことを目的としたエンジョイ型には、のべ99人の生徒が参加したことが報告されました。
一方で、前回の協議会で生徒への周知が不十分だったという問題提起を受け、来年度入学する生徒への入学説明会で地域クラブ活動の説明をしたと報告されました。
また、海外からスポーツを通して国際交流の推進を図るSEA(スポーツ国際交流員)を招致し、9月から活動を開始できるよう調整していると報告されました。
佐渡市は来年度3人のSEAを迎える予定で、地域クラブ活動の指導に加え、平日の部活動や指導者への研修会の実施も考えています。SEAが導入されれば、新潟県内では初めてとなります。令和6年度は、島内の競技人口の多いバスケットボール、野球、バドミントンのSEAをアメリカから2人、インドネシアから1人招致する方向で調整しています。
委員は制度に期待しつつ、SEAの日本語能力や受け入れ体制などについて質問しました。
また、佐渡市は慣れない日本での生活をサポートする必要性を感じているとしました。
香遠正浩教育長「佐渡の子どもたちは小学生も中学生も県大会で勝ち進み、全国にも進出するような素晴らしい成果を収めています。そういった生徒を育てることと同時にスポーツを楽しむというそういう子どもにもしたいと考えております。また、英語を通して異文化交流ができるそういう機会としてSEAは是非とも佐渡に来ていただきたいという思いです。」
また、会では令和6年度の具体的な実施プランが提示され、新たにスポーツでは器械体操、ボルダリング、硬式テニスの3種目と、文化活動では三味線、プログラミング、英会話や漫画など、9種目が追加されることが承認されました。
生徒のアンケートで要望が多かったeスポーツについては、令和6年度については導入を見送ることになりました。
香遠正浩教育長「渡市内の全ての中学生にアンケートを取ったところ、多くの生徒からeスポーツがあったらいいなという希望がありました。その思いに応えたい気持ちがあったのですが、指導者や機材の確保など、そういった点から令和6年度の実施については、難しいということで令和6年度は実施いたしませんが、今後も設置に向けて検討は続けてまいります。」
意見交換の場では、「学校のクラブ活動と地域クラブ活動で同じ大会に出場する際、どちらのチームで出場するか問題にはならなかったか」「地域クラブ活動で公共の施設を使うと、他に施設を使いたい市民が使えなくならないか」など、活発な議論が交わされました。なお、次回の協議会は来年度に行われます。
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