特殊詐欺被害未然防止で感謝状

佐渡警察署は特殊詐欺被害を未然に防止したとして、家電量販店と対応した店員らに感謝状を贈りました。

佐渡警察署長から感謝状を贈られたのは、ジョーシン佐渡店と対応した従業員の有馬正治さん、羽二生 恵さんです。
佐渡警察署によると5月16日の午後1時頃、電話をしながら来店した70代の男性がレジで「電子マネーカード10万円分を3枚購入したい」と話し、対応した羽二生さんは挙動不審な様子から近くにいた有馬さんに相談しました。
有馬さんの助言で羽二生さんが使用目的を聞きますが、明確な回答を得られなかったため説得を続け、有馬さんがもう一度目的を確認すると「裁判費用で使う」と回答したということです。
羽二生さんと有馬さんは、特殊詐欺だと確信して警察に相談するよう促し、被害を未然に防止しました。
なお、今年に入り佐渡島内の特殊詐欺の未然防止件数は3月末までで3件で、家電量販店での事例はこれまででジョーシン佐渡店が初めてです。
今回の件を受けジョーシンでは、全店舗で特殊詐欺未然防止のマニュアルが再度配布され、今回の事案についても共有されたということです。
佐渡警察署によると、今年に入り佐渡市内で確認された特殊詐欺被害件数は今日までに3件で、被害総額は昨年1年間を上回るおよそ1,090万円に上っています。
4月24日発表されたSNSによる投資詐欺では、およそ3,600万円の被害が確認されています。
警察は増加する詐欺に対して、電子マネーカードの購入を迫られたら詐欺を疑い110番をしてほしいとしています。
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