牛尾神社天王祭 3年に1度の下がり羽も

6月13日、新穂潟上の牛尾神社で恒例の例祭、天王祭が行われ、五穀豊穣を祈願する舞や3年に1度の下がり羽が奉納されました。

今年で創建1,231年目を迎える牛尾神社で、毎年6月13日に行われる天王祭が行われました。
午前9時30分から始まった神事式には、新穂地区の各集落の氏子らが参列し、厳かな雰囲気の中で神事が執り行われました。

神事では、最初に漁業の神様と言われる恵比寿様の「事代主の舞」が奉納されました。
次に農業の神様とされる大黒様の「大国主の舞」が奉納され、参列者の頭に打ち出の小槌を触れて回ったり、備え菓子を振る舞いながら五穀豊穣を祈願しました。
そのほか、今年は数年ぶりに道案内の神様、猿田彦命による「猿田彦の舞」も奉納されました。これは、猿田彦命が邪魔者を払いのけながら先導した故事にちなみ、開運招福や厄除けなどのご利益があると言われています。

神事を終えた牛尾神社の佐山眞理子宮司は、「佐渡のこれからを担う子どもたちが神社を好きになり、氏子と一緒になって牛尾神社の祭りや参拝に来ていただければ幸いです。」と期待を述べました。
そんな子どもたちが参加する例祭の見所の一つが3年に1度行われる下がり羽です。今日は、地域の年長の園児5人が参加します。
今年から女の子の氏子童子も参加、子どもたちは少し緊張した様子でしたが、掛け声に合わせて太鼓や鼓を鳴らし堂々と大役を務めました。
今日はこのほか、神輿や鬼太鼓も奉納され、祭りは盛り上がりを見せていました。

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