曽我ひとみさん子どもたちに家族の大切さ伝える

5月24日、拉致被害者の曽我ひとみさんが前浜小中学校の子供たちに向け講演を行い、北朝鮮による拉致問題や家族の大切さを伝えました。

市内の小中学校では、拉致問題に関する理解や家族への思いを深めてもらおうと「家族に対する想いを共に考える会」と称した曽我ひとみさんによる講演が平成24年度から行われています。
5月24日、市内で今年度最初の講演が両津地区の前浜小中学校で行われ小学校5、6年生と中学生合わせて13人が参加しました。

曽我さんは初めに、拉致された当時の状況を説明し、北朝鮮での生活でくじけそうになった時は、母ミヨシさんに買ってもらった腕時計が励ましてくれる宝物であったと振り返りました。
そして、今も会えていない母との思い出を語り、家族を大切にしてほしいと伝えました。また、子供の頃から仲良くしていた友達が、帰国してからも様々な場面で支えになっていると話し、友達も大切にしてほしいと伝えました。
子供達は、曽我さんが経験したことと家族や友達を大切に思う気持ちに真剣な表情で聞いていました。
そして、いまだ解決していない拉致問題について、自身ができることは、必ず助け出すから希望を捨てずに生き抜いて欲しいとメッセージを出し続けることだと話し、問題を風化させないために署名活動に協力してほしいと呼びかけました。
最後には、ふるさとを思う気持ちを込めながら、みんなで「ふるさと」を歌いました。曽我さんの講演は今年度、島内であと8校開かれる予定です。

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