春の訪れを告げるシロウオ漁が最盛期

春の訪れを告げる魚「シロウオ」の漁が真野地区で行われています。

真野湾の小川内川河口では、春の風物詩「シロウオ」の漁が行われていました。
透き通った体が美しいシロウオは体調5cmほどのハゼ科の魚で、春になると産卵のため川を遡上します。お腹の一部が桜の花びらのようにピンク色に光っているのも特徴です。
30年ほどシロウオ漁を行っている曽我彰秀さんは、毎年この時期になると漁に出て、川に設置した仕掛けを多い時には1日数回上げます。
この日の朝は、一緒に漁を行う仲間とともに、前日に設置した仕掛けをあげていました。今年は通常漁が始まる3月中旬になっても水揚げが少なく、10日以上遅れた4月に入ってからまとまった漁がありました。
漁に使う仕掛けは手作りで、代々先輩たちから受け継いだものだといい、かかったシロウオをあげた仕掛けは、次の漁のため水の流れに動かないよう丁寧に設置していました。
この時期ならではの味として、昔は県外からも買い付けに来る業者がいたり、今でも地元料理店からの注文が多くあるということです。
小川内川のシロウオ漁は4月中旬頃まで続きそうです。

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