新潟県初の自転車プロチーム 本格始動へ

新潟県内初のプロサイクルロードレースチーム「佐渡ゴールデンアイビス」が本格的な活動開始に合わせ設立記念式典を行いました。

チームスポンサーの関係者らを招き、行われた佐渡ゴールデンアイビスの設立記念式典には、所属選手の千原一馬選手や運営する株式会社オリエンタルスポーツの若杉厚仁表取締役、渡辺竜五市長らが出席しました。
式典では、佐渡ゴールデンアイビスのチームジャージも初披露され、千原選手から渡辺市長らへ贈呈も行われました。
オリエンタルスポーツは佐渡のほか栃木県那須塩原市と埼玉県さいたま市でも、地域密着型のプロサイクルロードレースチームを運営していて、各地域ではローカルチームとして活動し、国内のレースにはその3チームから選ばれた選手たちが「埼玉那須サンブレイブ」というチームで参戦します。
佐渡ゴールデンアイビスの所属選手は、現在千原選手1人で年内に最大であと2人の所属を目指しています。
式典の最後にはテープカットが行われ、千原選手のほか渡辺市長も、自身のロードバイクで会場を走り関係者らとチームのスタートを祝いました。
渡辺竜五佐渡市長は、佐渡ゴールデンアイビスでツール・ド・フランス出場を目指したいと将来の目標を語りながら、自転車の島・佐渡として観光インバウンドへの貢献に大きな期待を寄せていました。
(株)オリエンタルスポーツの若杉厚仁社長は、「我々は、まさにスタート切っていくところですが、本当に多くの皆さんに応援をいただきまして、世界に羽ばたいていくチームになっていけるように、一生懸命頑張っていきたいと思っております。」と抱負を語りました。
選手たちは佐渡に住みながらレースに備えトレーニングを積むほか、今月中旬からはロードバイク経験者を対象に、選手がガイドを務めるサイクルツアーも開催される予定です。
また、特に力を入れるのが後進の育成。この日も式典の前にジュニアロードバイク教室が開催され、小学生から高校生19人が参加しました。
教室では千原選手のほか、アテネオリンピック日本代表で埼玉那須サンブレイブの監督を務める鈴木真理さんから、ロードバイクを安全に楽しむための止まる・曲がるの基本を学びました。
佐渡ゴールデンアイビスは、定期的にこのような教室を開催していきながら、ユースチームやジュニアチームの設立を目指しています。
本格的に始動した佐渡ゴールデンアイビス、佐渡の環境を最大限に活かしながら自転車の楽しさを広めるとともに選手たちは世界を目標にトレーニングに励みます。

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