市長選告示まで1か月 最新の動向は

任期満了に伴う佐渡市長選挙の告示まで1か月となりました。現時点で出馬を表明しているのは現職の渡辺竜五さん1人ですが、有力な候補とされていた人物がいまだ出馬を模索するなど無投票を阻止しようとする動きが続いています。

2期目を目指す渡辺さんは、昨年12月に選挙事務所を開設。市議会議員含めた支援者をまとめ、盤石な選挙体制を敷きました。堅実な市政運営も相まって、再選の見込みも高くなっている情勢です。
しかし、佐渡空港の滑走路整備計画の停滞や、精神的な疾患で長期休暇を余儀なくされている市職員の多さなど問題を指摘する声もあり、不戦勝は容認できない一定層が選挙戦を期待し、出馬に意欲を見せていた対抗馬を担ぎ出そうと模索しています。
有力候補の一人と考えられていたのが佐渡市選出の前の県議会議員で、本人によると出馬を打診する声が未だに多く寄せられていると言います。

意欲はあるものの、昨年10月に出馬表明した現職に比べ大きく出遅れている点や、二期目の選挙は強いとされる現職の壁の高さなどを出馬に踏み切れない要因として挙げ、態度を保留している状況です。
その上で渡辺市政への批判票を取り込み、一定の票が獲得できるのか前県議は最後まで可能性を探っていきたいとしています。
状況は違うものの、県議に初当選した年は選挙まで1ヶ月を切った段階で出馬表明した経緯もあり、現実的には厳しくなっていますが、前県議がどういった決断を下すのか注目されています。

同じ日に告示される佐渡市議会議員選挙は、定員21人に対し3人から4人程度の超過が予想されています。
佐渡市長選挙、佐渡市議会議員選挙は4月7日告示、14日に投開票が行われる予定です。
最新情報をチェックしよう!