市議会一般質問2日目 大雪災害対応について質疑

佐渡市議会2月定例会、一般質問2日目の今日も昨年12月に起きた大雪災害への対応について質疑が行われました。

今日7日、午前に質問に立った佐藤定議員は、昨年発生した大雪災害を引き合いに災害時の避難について尋ねました。特に支援の必要な対象者への個別避難計画の作成について、その課題などを問いました。
佐渡市では毎年、避難時に支援が必要な対象者の名簿を作成していて、現在4,849人が登録しています。しかし、対象者は全体で7,896人いることから、登録の促進と福祉関係機関などとの個別に応じた一体的な計画の作成が課題だとしています。
佐藤議員はこの他、世界的な穀物不足などに起因する飼料価格の高騰や、コロナ禍による乳価の暴落で島内の酪農農家が悲鳴をあげている実情を説明し、このままでは離農が相次ぎ、佐渡牛乳が安心して飲めなくなると市に助成などを求めました。
渡辺市長は、飼料高騰などの問題は、長期的な支援が必要で佐渡市だけでは支えきれない部分も多く、全農グループやJAなどとどのような支援ができるのか協議しているとしました。
午後から質問に立った駒形信夫議員も、大雪災害について初動対応の遅れを中心に問い質しました。
佐渡市は、段階に応じた対応に大きな問題はなかったとした上で、情報伝達の遅れや混乱を招いた部分もあったので、今後は、集落センターなどを情報集約の拠点とし活用していくことを課題としてあげました。
今日は、この他、上杉育子議員が妊娠、出産、子育てなどの相談支援体制の強化や学校教育について、中川直美議員が新年度予算に盛り込んだ地域経済などへの対策や県との行政関係について市の考えを質しました。

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