島内外に企業集まり地域課題考える

佐渡市が新潟大学とNTTデータと進めている地域の課題を解決するプロジェクトの一環で、島内外の企業が集まる懇談会が行われました。

6月29日に行われた懇談会には、佐渡市と新潟大学をはじめ島内外の企業や大学からおよそ60人が参加しました。
昨年11月佐渡市は、新潟大学と株式会社NTTデータとともに住民が感じている地域の課題解決につながる新たなものやサービスを生み出す場所として佐渡島自然共生ラボというプロジェクトを立ち上げました。

これは、自然豊かな佐渡の特徴を生かしながら、地域の課題解決を行うもので、日本各地で地方創生に取り組んでいるNTTデータをはじめとする企業や、大学、行政などと地域住民の「産学官民」が連携して取り組みます。
会では佐渡の課題を解決しようと取り組みを行う6つの企業が、これまでにない新しい考えを紹介しました。
参加した1つ佐渡汽船は、島内で増える空き家における防犯面や火災への不安とホテルなどの宿泊施設が少なくなり観光客の受け皿が不足している現状に注目し、空き家を買い取って、宿泊施設へと改修する古民家再生プロジェクトについて話しました。
最近買い取った金井地区の古民家を、現在改修工事中であることも報告されました。
後半には、10人ほどのグループに分かれ意見交換が行われ、佐渡の解決したい課題と、それぞれがより連携、競争が進む仕組みや仕掛けについて話し合われました。
意見の中には、担い手不足の解消や、佐渡ファンを増やすことなどが出て、活発に意見交換が行われました。
佐渡市は今後も、このような会を継続して開催する予定で、住民も参加ができる工夫を行っていくということです。

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