小木大津絵伝承講座

公民館講座を紹介する「一緒にやらんかさ!」です。今回は、港町小木で古くから伝わるお座敷舞いを継承する講座です。

今回おじゃましたのは、小木地区公民館で開催されている小木大津絵節を伝承する講座です。
大津絵節は、幕末から明治初期にかけて全国的に流行したもので、昔の近江国、現在の滋賀県大津市で売られていた大津絵の戯画を題材にした歌詞が元唄で、それに節をつけたものです。
時期や地域によって、各種の替え唄がつくられたとされていて、小木の港へは北前船によってもたらされ定着し伝承されてきました。
歌詞は小木に遊んだ有名な歌人が小木の港の風景に感動して詠んだもので、情景詩として優れたものです。
踊りは今から60年あまり前に、小木の人によって歌詞に合わせて振付されたものだそうです。
昔は、催しなどで踊られましたが、現在では踊れる人も少なくなり、小木の文化を何とか継承したいと公民館講座が開講され、今年が3年目になります。
現在は、6名ほどの受講生が月に一度集まり、講師の桃井明美さんに教わりながら、歌詞に合わせた振り付けを稽古しています。
講師の桃井明美さんは、小木大津絵を若い人に伝承してもらい後世に残してほしいと願っていました。
小木大津絵伝承講座は、8月を除く毎月1回小木地区公民館で開催しています。興味のある方は、詳細について小木地区公民館へお問い合わせください。

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