宿根木景観保護のため関係者らが協議

宿根木地区の景観保護のため、修復箇所などを議論する審議会が先週10日行われました。

宿根木公会堂で開かれたこの会には、宿根木を愛する会や市の担当者大学教授など10人ほどが参加しました。
参加者らは初めに宿根木集落をまわり、市の担当者から説明を受けながら、令和4年度に修復を行った家屋の屋根や周辺の法面に張った崩落防止ネットなどを確認しました。
また、老朽化などにより令和5年度に修復する予定の家屋についても、施工を担当する業者などから説明がありました。
その後は、宿根木公会堂に戻り実際に確認した家屋のより詳細な修復内容が報告されました。
宿根木集落の家屋には、景観保護の観点から一般的な瓦葺とは異なり「木葉葺き」と呼ばれる木材を用いた屋根が多く、その屋根が前回の葺き替えから30年が経過することから、葺き替えの方法やその費用などに議論が集中しました。
佐渡市世界遺産推進課によると、令和5年度は228棟ある宿根木集落の家屋のうち、4棟の修復工事を行う予定だということです。

最新情報をチェックしよう!