大学生が潟端の諏訪神社で仕舞披露

能を学ぶために佐渡で合宿していた大学生たちが、学習の成果発表として両津地区潟端の諏訪神社で仕舞を披露しました。

「潟端ふれあい薪能」と題したこの催しは、能楽を学ぶ大学生が芸能の宿る島と言われる佐渡で、地域住民とふれあいながら、日本の伝統芸能への理解を深めてもらおうと30年以上前から行われているものです。
今回コロナ禍が明け4年ぶりに開催され、舞や囃子などを学んでいる一橋大学と二松学舎大学の学生を中心に11人が参加しました。

学生たちは、8月6日に佐渡入りし地元潟端地区の住民から食事の差し入れなどのサポートを受けながら、日中は仕舞、夜は唄いと3日間稽古に励んできました。
合宿最終日の8月9日、学生たちは、稽古の成果発表と支えてくれた地域の人たちへの感謝の気持ちを込めて仕舞を披露し、訪れたた人たちは、学生たちの堂々とした舞いを真剣な表情で見入っていました。
参加した学生「とても自然豊かなところで、こういった薪能という形でやらせていただいて、本当に緊張したんですが、こうやって大勢の人に見ていただいて、とても嬉しい気持ちです。」
このほか、潟端鬼太鼓保存会による鬼太鼓も披露され、学生たちは学習を通して佐渡の伝統芸能への理解を深めたようでした。

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