大佐渡石名天然杉遊歩道 開通に向けた最終確認

厳しい自然に育まれた天然杉が楽しめる大佐渡石名天然杉遊歩道で、今シーズンのオープンを前に関係者による最終確認が行われました。

今日行われた最終確認には、遊歩道を管理する新潟県のほか、警察や消防、観光関係者など5団体から14人が参加して行われました。
両津地区和木と相川地区石名を結ぶ林道石名和木線の標高900mに位置する大佐渡石名天然杉遊歩道は、県有林石田団地に生育する天然杉を気軽に楽しんでもらおうと平成23年に県が整備したものです。

厳しい自然環境に耐えながら育った天然杉は、枝や幹が奇抜に変形したものが多く、その自然の造形を一目見ようと年間およそ2,500人の観光客らが足を運んでいます。
今回の最終確認では訪れた人がコースから外れないよう、遊歩道沿いのガイドロープがしっかり張られているか、順路を示す看板に損傷がないかなど、1周800mの道のりをおよそ1時間かけ確認しました。
また、昨年12月に佐渡を襲った大雪の被害が心配されましたが、遊歩道周辺で大きな被害はなかったということです。
確認作業後に行われた参加者による報告では、携帯電話が繋がる場所が一部あるので、緊急時などを考慮して示した方が良い、遊歩道に来るまでの林道で落石やカーブミラーが倒れている場所があったので対応して欲しいなどといった意見が出されました。
最後に遊歩道の安全が参加者間で確認され、大佐渡石名天然杉遊歩道のオープンは、明日24日と決まりました。5月24日のオープンは、昨年より4日早く、例年と比べ1週間ほど遅いオープンとなります。
なお、県では楽しく散策してもらうために「遊歩道以外に立ち入らない・自然を傷つけない・持ち込んだものは持ち帰る」など基本的なルールを守ってほしいとしています。
また、遊歩道とはいえぬかるみや滑りやすい場所もあります。山道に適した靴で訪れるようにしてください。

最新情報をチェックしよう!