南部地区に避難指示発令 土砂災害の厳重警戒へ

7月6日、新潟県内は大気の状態が非常に不安定となり、佐渡市では土砂災害警戒情報と大雨洪水警報が発表されています。また、新潟地方気象台は6日の夜遅くから7日の朝にかけて大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があるとし、佐渡市では羽茂、小木、赤泊の全世帯を対象に避難指示を発令しています。

8月6日、島内には午前3時28分に大雨洪水警報が発令されたほか、午前4時5分に避難が必要となる危険な状況を指す土砂災害警戒情報が発表されました。
さらに羽茂では、午前9時20分までの24時間の降水量が177.5ミリとなり、8月の観測史上最大を記録し最大降水量が午後1時9分までの1時間で44.5ミリと激しい雨が降り続きました。
この大雨の影響で佐渡市では、大雨災害対策本部会議が開かれ、土砂災害の危険性が高まっているとし、午後4時に羽茂、小木、赤泊の3地域の2,977世帯の全世帯を対象に避難指示を発令しました。
また、会議では外山ダムの水位が満水位を超えたため自然放流になったほか、今後の雨の降り方によっては、自然放流された水が羽茂川に流入し、水位が上がる状況についても話し合われました。
大雨による島内の被害では、林道法面の崩壊、田んぼの畦などの崩落、土砂流入などの報告が上がってきています。
気象庁は、6日の夜遅くから7日朝にかけて線状降水帯が発生して、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があるとしていて、6日の午後6時から7日の正午にかけて1時間で多いところで50ミリを予想しています。

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