創立150周年の相川小で科学の体験学習会

相川小学校創立150周年を記念した体験学習会が開催され、児童らは、科学の不思議やおもしろさに触れました。

この日、科学実験教室に参加したのは、相川小学校の4年生から6年生29人とその保護者およそ20人です。
この体験学習は、相川小学校が今年度創立150周年の年であることから、児童たちに思い出に残る経験をしてもらおうと、全国で年間50カ所以上の訪問型体験学習を開催するプログラムに応募し実施が決まったものです。
講師は、世界一受けたい授業など多数のメディアで活躍する、理科教育研究フォーラム夢・サイエンス代表の松延康さんです。

松延さんは、初めに「水道水を赤くしてみよう」などと簡単な実験と軽快なトークで子供たちの心をつかみ学習会をスタートさせます。
また、松延さんは、水の表面張力と空気中に働く大気圧がもたらす力を利用し、水の入ったコップを逆さまにしてもこぼれないといった実験や、そのコップに30kgもの重りをつけて引っ張る実験を行い、子どもたちは楽しみながら科学の不思議に触れていました。
そのあと、水と薬品の化学反応を利用し、海の風景を再現したアクアドームを作ります。

先生の合図で児童や保護者は、全力で水と薬品の入ったペットボトルを振ります。
すると、その液体がゼリー状になり水彩絵の具で色をつけ別の液体に垂らすと混ざり合うことのないカラフルなアクアドームに仕上がりました。
児童「とても楽しかったです。普通の透明だった水が急にピンク色になってすごくびっくりしました。理科も楽しいなって思いました。」

最後に松延さんは、自然に触れて深く感動する力の意味を持つ「センス・オブ・ワンダー」という言葉を使い、「何でかな?」と感じる力を大人になっても大切にし、自分の世界を広げてほしいと、児童へはもちろん会場の保護者へも語りかけていました。
この日、児童たちは不思議や感動に出会える科学の楽しさに触れ、思い出に残る1日になったようです。なお、この日、相川小学校の1年生から3年生の児童たちは、化石のレプリカ作りなどを楽しんだということです。

最新情報をチェックしよう!