体験を通し警察の仕事への理解深める

鑑識採取や110番通報受理などの体験を通して、警察の仕事を身近に感じてもらう説明会が佐渡警察署で開かれました。

この説明会は、警察の仕事に興味のある学生や、将来警察官になりたいと考えている子どもたちを対象に警察での具体的な仕事のイメージを持ってもらいたいと開催されたもので、小学生から大人まで10人が参加しました。
はじめに警察署の部署説明や、それぞれの部署で普段どのような仕事をしているのか、スライドを使っ説明されました。

その後、場所を移動し犯罪捜査の一環で、犯人の指紋などを鑑定する「鑑識採取」の体験が行われました。
参加者は、用意された瓶に指紋をつけ、特殊な粉をかけたブラシで瓶をなぞっていきます。
指紋の跡が見えたら粘着テープを使って指紋を採取します。
指紋をつけた場所が分からなくても、ブラシでなぞるとはっきりと指紋が浮かび上がる姿に参加者たちは、興味深い様子でした。
また、110番通報を受理する体験では、参加者たちは、若手警察官に手順を教わりながら、名前や連絡先、相手の状況などを一つずつ聞いていきます。
初めは、電話の受け答えに苦労していた参加者も、回数を重ねると次第に慣れていき、名前が聞き取れないと言った状況でも落ち着いて対応していました。
そのほか、パトカーの展示や若手警察官との懇談会も行われ、参加者は1日を通して警察の仕事への理解を深めたようでした
坂口秀彦警務課長「私自身もですね、警察に入ってから柔道を始めて、警察学校に入ってからやった部類になりますので、武道をやっていないとダメだとか体力がないとダメということはありません。
警察学校に入ってしっかりとした訓練、教養がありますので、やる気さえあれば、私はできるのかなと思ってますので、本当に気軽にお問い合わせいただきたいなと思っております。」
新潟県警によると、警察官採用試験の受験者数は年々減少していて、10年前は、1,500人以上の応募があったのに対し、令和4年度は487人と3分の1以下となっています。
佐渡警察署は、今回のような体験型の説明会や学校での説明会などを通して、今後も警察の仕事に興味を持ってもらう機会を増やしていきたいとしています。

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