佐渡線想定したトキエアの新機体が公開

新潟空港に到着していたトキエアの3番目となる新しい機体が4月24日報道陣に公開されました。現在定期便に運用している機体より全長は短く搭乗人数も少ない小型機で、滑走路の短い佐渡空港への運用が想定されています。

新潟空港拠点の地域航空会社トキエアの3号機として運用されるのは、フランス航空機メーカー製造のATR42-600です。
 
全長は22.67m、幅24.57mで現在トキエアが使用している72人乗りの機体に比べ、それぞれ4.5m、2.5mほど短くなっています。
標準の座席数48を2つ減らした46人乗りで、その分前方12席の座席間を広げ、足元に快適な空間を設けています。
この機体は、佐渡線への乗り入れが想定されていますが、当初3月末までとされていた佐渡空港での飛行訓練がいまだ実施できず、就航時期の目処が立っていません。
トキエアの長谷川社長は、まず台湾空港にあるシミュレーション機で佐渡空港の離着陸を想定した訓練を行いたいとしました。また、当面はチャーター機として使用予定の3号機を、既存航空機故障時の代替機とすることにより安定運航につなげたいとしています。
世界遺産登録などもあり、首都圏への乗り入れが期待される佐渡線ですが、燃料を多く積む離陸時への対応などまだまだ解決しなければならない課題も多く、トキエアは国はもとより空港整備を行う新潟県などとも連携し、早期の就航を目指したいとしています。

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