佐渡市長定例記者会見 世界遺産登録後初の大型連休入込数など

佐渡市長定例記者会見が5月14日開かれ、移住相談窓口を強化することが伝えられるとともに、世界遺産登録後に迎えた初の大型連休の入込数などについて所感が述べられました。

現在、両津港南埠頭ビル3階のサドポートラウンジには、移住相談窓口が設置されていますが、総合的な窓口として強化を図っていくことが伝えられました。
 
来月をめどに名称を「さど くらし テラス」に変更し、島外からの就業に関するものから空き家の活用など、様々な相談にオンラインも活用しながら対応していく予定です。
 
特に最近は空き家に関する相談が増えていることから、市内の不動産事業者とも連携していくとしています。
来年度から市が管理運営する入浴施設を畑野の「松泉閣」に集約することに伴い、指定管理が外れることになった「ビューさわた」「羽茂温泉クアテルメ佐渡」の民間譲渡募集ついても報告されました。
 
応募条件は入浴事業を3年間継続することですが、市では改修工事費用の補助や運営費の一部を継続期間中補助し、経営を支援したいとしています。
 
応募期間は6月12日までで、入浴事業を続けられなかった場合の市への返還も認めた上で、最終的な施設解体費用も市が負担するなど条件を緩和し、事業を継承する事業者を求めています。
記者からの質問で、世界遺産登録後初めて迎えた大型連休の観光客入込についてその所感を問われた市長は、実数を示しながらある程度の手応えを感じているとしました。
 
4月26日から5月6日までの観光入込数はおよそ2万2,000人で、前年の同じ期間に比べ3,000人多くなっています。
 
島内の宿泊者数もおよそ1万3,000人で、前年比125%と世界遺産効果が現れた数値としています。
きらりうむ佐渡で実施された弁当販売も完売し、飲食スペースとして開放した講堂も多くの観光客に利用されたことから、相川地区を中心に例年より賑わったのではと所感を述べました。

渡辺市長は毎年2割程度の入込数増加を図りながら、3年間で60万人という目標を達成していきたいとしています。

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