佐渡北雪会 新潟県の名水「鰐清水」汲み取り

佐渡北雪会が酒の仕込みに使う水として県の名水として知られる、鰐清水の汲み取り作業を行いました。

北雪酒造の酒を取り扱う酒店などで組織する佐渡北雪会は、1月24日、日本酒の冬の仕込みに使うための水として、赤泊地区三川の山中を流れる湧水「鰐清水」の汲み取りを行いました。
新型コロナウイルスの影響で、ここ数年は北雪酒造の社員のみで実施していて、佐渡北雪会が行うのは4年ぶりとなりました。
標高およそ400m付近から湧き出る鰐清水は、県の名水百選にも選ばれていて、大寒を迎えたこの時期は、気温が低く雑菌の繁殖が抑えられることから酒の仕上がりも雑味がなくまろやかな味になると言われ、佐渡北雪会では14年前からこの取水作業が行われています。

およそ100ℓの水を汲み取ると、昔ながらの背負子を使って水を運び、仕込みの成功を願っていました。
塚本明人会長「おいしい綺麗な水で本当に心が和む水だと思っております。おいしい水があって、豊かな自然があって、それでおいしい米ができて、それでできる酒ですから、おいしい酒ができると信じて、皆さんに飲んでいただけるように頑張っていきたいと思います。」
この日汲んだ水は、酒のアルコール度数を調整するための割り水として使用されるということです。

この水を使用して作られる日本酒「純米中取り生酒開運厄除」は、立春の2月4日に600本限定で発売予定だということです。

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