佐渡中等生がブナの巨木を見学

10月12日、佐渡中等教育学校の生徒が白雲台近くに群生するあまり知られていないブナの巨木を見学しました。

ブナの巨木を見学したのは、中等教育学校の1年生18人です。一行は、まず白雲台から少し下がった場所までバスで移動します。
そして、見学を企画したガイドの案内で道路を外れた雑木林の中を5分ほど進むと、まず1本目のブナの巨木が現れました。
通常人が立った時に胸の位置に当たる幹回りが3m以上のものが巨木と言われていて、この一帯のブナは優にその大きさを超えるものばかりです。

この辺りは、雪深い場所であることから、雪の重みなどの影響でブナは脇に枝を伸ばすなど特徴的な形をしています。
生徒たちは、総合学習の一環で佐渡の自然探求をテーマに森林の働きや役割などを学んでいることから、幹に触れ状態や大きさを観察しながら、巨木を前に感じたことなどをメモに取っていました。
そして、最後にこの一帯で、一番大きなブナの巨木までたどり着いた生徒たちは、その木に座ったり登ったりしながら、佐渡の自然の豊かさを感じていました。
この場所を見つけたトレッキングクラブの会員は、雪にも負けず厳しい環境の中で育つ木を人生にたとえ、子ども達も様々な苦労が今後あると思うが、頑張って乗り越えて行って欲しいと話していました。中等教育学校では、生徒が学習で感じたことなどをまとめた内容を今後発表する予定です。
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