佐渡ジオパーク日本認定10周年に向け事業計画説明

昨日28日、佐渡ジオパーク推進協議会の総会が開かれ、日本認定10周年に向けた事業計画などについて審議されました。

アミューズメント佐渡で開かれた総会には、会長の渡辺竜五佐渡市長をはじめ市職員や観光関係者など20人が出席しました。
はじめに渡辺市長が挨拶に立ち、客が何を求めているか、客の視点からジオパークを説明することが大切。「楽しい」「美味しい」といった感情を通してジオパークを理解してもらう仕組み作りを行っていきたいと話しました。
その後、今年で日本認定10周年を迎える佐渡ジオパークについて、観光客や島民により深く理解してもらうための今後の事業計画について事務局から説明がありました。
クラブでは、授業などで学んできたジオパークへの理解をさらに深めるため、学校外の活動として、ジオサイトの見学や生き物調査などの講座が開かれる予定です。
また、糸魚川ジオパーク、苗場山麓ジオパークといった近隣のジオパークとの意見交換会を実施し、連携を強化していきたいとしています。
事業計画の説明を受けた委員からは、地元の人がジオパークの価値を理解し、観光客に説明ができるよう、今後も積極的に出前講座や説明会を開いて欲しいとの要望がありました。
また、昨日は、今年7月に開催を予定している佐渡ジオパーク日本認定10周年記念事業の実行委員会も開催されました。
「佐渡でめぐる大地と人の物語」をテーマにした記念事業は、これまでの10年を振り返り、世界文化遺産、世界農業遺産と歩む佐渡ジオパークの位置付けを考えることがコンセプトになっています。
島内の関係者のほか、日本認定を受けたほか地域のジオパーク関係者などを招き、7月7日と8日の2日間にわたり、記念式典やジオパークガイドの意見交換会のほか、世界農業遺産ジアスや佐渡金銀山をめぐるツアーが開催される予定です。今後は、開催に向け調整を進め、一般の市民にもPRしていきたいとしています。

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