佐渡の自然を探求!佐渡ジオクラブ発足

佐渡の自然を探求し新たな感覚で佐渡の良さを発見するための中高生を対象としたクラブ「佐渡ジオクラブ」が発足し、7月17日に発足式と第1回のフィールドワークが開催されました。

7月17日、金井コミュニティセンターで開催された佐渡ジオクラブ発足式には、部員になる島内の中学生6人とその保護者らが参加しました。
佐渡ジオクラブは、子どもたちにジオパークという目線から見た佐渡の魅力を知ってもらい、郷土愛を持って発信していってほしいという思いから、島内の中高生を対象に部員を募集し発足しました。

部員は、佐渡ジオクラブでの活動を通じ、学校の授業だけでは学べない自然の不思議を体験します。
発足式の後は早速、顧問を務める相田満久さんによる第1回のフィールドワークに向けた二見半島エリアについての学習が行われました。
相田さんは、エリア内の夫婦岩におけるフジツボの化石の位置から、付近の海の高さが時代によって変化したことが見て取れることなど、二見エリアの大地に見られる特徴を解説し、部員は真剣な様子で聞き入っていました。
相田満久さん「佐渡ジオパーククラブでは、いろんな場所を巡るわけですけども、自分たちの目でその良さを感じ、実感して佐渡の素晴らしさを知り、郷土愛を育んでいただきたい思いもありますし、また、佐渡の子どもたちが島外に出て、そのことを発信したり、その思いがまた佐渡に戻ってきたいっていう気持ちになってくれるのを期待をしています。」
その後部員は、相田さんの案内のもと二見半島エリアのフィールドワークに繰り出しました。
すっきりとした晴れの空に恵まれ、部員は相田さんの解説を聞きながら、佐渡の大地や生き物、海を体で感じ学ぶことができたようでした。
佐渡ジオクラブの部員は、今後おもに土曜日、日曜日に開催される大佐渡トレッキングエリアや、海府北部エリアなどを巡る4回のフィールドワークを経て、希望者はまとめ学習の後、千葉県銚子市の銚子ジオパークで開催される「日本ジオパーク全国大会」で成果を発表する予定です。

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