佐渡で撮影の映画 新潟市で上映

佐渡で全編が撮影され、ベルリン国際映画祭に出品された映画「ブルー・ウインド・ブローズ」の上映が1月13日から新潟市で始まりました。

映画「ブルー・ウインド・ブローズ」は全編佐渡で2017年に撮影。2020年に劇場公開を予定していましたが、新型コロナウイルスの影響で公開が延期されていました。
ベルリン国際映画祭でワールドプレミア上映されてから、今回およそ5年の時を経て県内で初上映となります。
物語の主人公は、佐渡に住むアオという小学生で、アオは失踪した父が化け物にさらわれたと思っています。

孤独を感じているアオは、謎の転校生の女の子と一緒にある夜ミステリアスなバスに乗り、失踪した父がかつて化け物を見たという海へと向かう物語です。
メインキャストの兄妹役は、佐渡で実際に暮らす兄妹の田中日月(ひづき)さんと田中椿さんをオーディションでキャスティング。
田中 椿さん(当時10歳)
子どもたちのお母さん役にエッセイストで俳優の内田也哉子さん。祖父役に2019年に亡くなったミュージシャンの内田裕也さんが親子初共演。

そのほかのキャストにベテラン俳優の萩原聖人さんなどが出演します。
監督を務めた富名哲也さんは、イギリスのロンドンで映画を学び、プロデューサーである妻と2016年に佐渡を初めて訪れ、神秘的な魅力にとりつかれたといいます。
1月13日と14日の2日間、「ブルー・ウインド・ブローズ」公開スタートに合わせた舞台挨拶が新潟市の新潟市民映画館シネ・ウインドで開催され、主演を務めた田中日月さんと椿さんが登壇しました。両日とも満席で補助席も埋まるほど盛況だったということです。

全編佐渡で撮影された映画「ブルー・ウインド・ブローズ」は、1月26日まで毎日、新潟市の新潟市民映画館シネ・ウインドで上映中です。
なお、富名監督は、2作目の映画も佐渡で撮影するため夫婦で東京から新潟に移住。小松菜奈さんや松田龍平さんを主演に迎え、佐渡金山などで撮影された2作目は今年の公開が予定されています。
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