伝統の毘沙門宵祭りに向け準備

金井地区平清水で100年の歴史を持つ旧正月の節分行事「毘沙門宵祭り」が2月2日、4年ぶりに通常開催されるのを前に、1月28日にはその準備が行われました。

1月28日、金井地区平清水の多聞寺毘沙門堂では平清水の地域住民が集まり、祭り当日に向けた準備が行われていました。
毘沙門堂は、毘沙門天の使いとされるムカデを祀っていて、ムカデは金脈を授かると言う言い伝えから商売繁盛のご利益があるとされ、毎年2月2日に行われる毘沙門宵祭りは、多くの参拝者でにぎわいます。
昨年は3年ぶりにコロナ禍で中止されていた豆まきや百万遍などの行事が復活し、日付が変わる頃には日本一早いと言われる節分の豆まきが行われました。

一方で感染対策のため、縁起物の煎り豆や福豆の販売などは行われませんでしたが、今年は4年ぶりに通常通り行われることになりました。
この日地域のお母さんたちは、当日販売する縁起物の豆を煎り、協力して袋詰めしたほか、餅やお菓子を手際よく準備していきました。
そして、こちらも縁起物の福飴を切る作業も行われました。

4年ぶりに大勢の住民が集まって準備が行われたということで、参加者は地域の伝統行事が行えることを喜び合いながら作業を進めていました。
住民「ずっと続いていた祭りがコロナでいったんストップしましたので、再開できることは嬉しいです。若い人から年寄りまで参加できるような行事にしたいと思っているので、それには部落全体で協力し合ってやらなきゃならないと思っています。」
金井地区平清水の多聞寺の毘沙門宵祭りは2月2日金曜日に行われ、午後7時30分から護摩供養や子ども豆まき、日付が変わる頃には日本一早いとされる豆まきが行われます。毘沙門宵祭りには、住民以外の方も参加ができるということです。行事を見にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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