二宮小児童がトキへの学び深める

二宮小学校の児童がトキ関連施設を訪れ、トキの生態について学びを深めました。

二宮小学校の4年生は、総合学習の一環でトキの生態について学んでいて、9月にトキの森公園や佐渡とき保護センターなどを訪れました。
トキの森公園では、今年4月に生まれ児童らが命名権を得て、名付けたトキ「ひかり」を初めて観察しました。
そのあと児童らは、佐渡とき保護センター内の野生復帰ステーションを訪れ、トキ放鳥に関するこれまでの取り組みについて説明を受けました。

地元の農家の協力を得て、トキのエサ場を徐々に増やすなどの活動により、現在では野生下のトキがおよそ500羽まで増えたことなどを学びました。
また、多数のモニターで時を観察する執務室にも入り、放鳥までの順化訓練についても学びました。
最後には、繁殖期のトキを、一時的に放すケージの中も見学。卵を産みやすくするためより自然に近い形に作られたケージを見て、児童たちは興味津々な様子でした。

中川浩子技術員「ちょっと難しい鳥なんですけども、みんながすごくケアをしながら、手をかけながら、ここまで増えてきたっていうことも知ってもらいたかったですし、毎日どんな風にトキが暮らしているのかというのも、ケージを見てもらいながら学んでもらいました。」
児童たちは、この日の午後は、トキ交流会館近くの田んぼでトキのエサ場となるビオトープ作りにも挑戦し、1日を通してトキの生態について深く学んだようでした。
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