両津やまきホテル 取得企業が市長と意見交換

両津地区秋津にある両津やまきホテルを東京の企業が取得したことに伴い、11月11日に企業の関係者が市長のもとを訪れ意見交換をしました。

両津やまきホテルは、客室がおよそ90室で430人を収容できる島内最大規模の宿泊施設でしたが、新型コロナウイルスの影響などを受け、2022年から営業を停止していました。
しかし、今年10月に金融や不動産開発などを手掛ける東京の企業、株式会社ファンドクラウドホールディングスの傘下にある株式会社ファンドディベロップが土地と建物を取得しました。
11月11日には関係者が渡辺竜五市長のもとを訪れ、再開発の内容や佐渡観光について意見交換などが行われました。
 
関係者は、世界遺産登録を契機に地域資産が多い佐渡に注目していて、建物の耐震診断で問題がなかったことから取得に踏み切ったとしました。
建物はリノベーションされ、エントランスなどの共用部分は大々的に変更するなどの開発を進め、客室数はおよそ80室、200人ほどの収容人数を想定しています。
 
ターゲットはインバウンド観光客だけでなく国内需要も重視し、ファミリー層をはじめ様々なニーズに対応できるようにしたいと説明していました。
渡辺市長も、夏の観光シーズンの受け入れの底上げにつながるほか、ホテルスタッフには島内はもちろん、国内外から70人ほどの雇用が想定されていることなどから、地域活性化につながることを期待していました。
株式会社ファンドディベロップでは、ホテルを中心として地元の企業と連携した観光コンテンツも作っていきたいとしています。新たなホテルは2027年の開業を目指します。

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