ジオパーク学習通し子どもたちが交流

11月28日、ジオパーク学習を通じた交流会が開かれ、佐渡から2つの小学校が参加しました。

新潟県域ジオパークこども交流会は、新潟県内の3つのジオパークの地域でジオパーク学習に取り組む小学校が学習発表を行い、お互いの地域の特色を知るとともに発表を通じて交流を図る取り組みで、2年目の今年は糸魚川ジオパーク協議会が主催しました。
この日、佐渡ジオパーク地域からは、両津小学校4年生、河原田小学校5年生が参加したほか、苗場山麓ジオパーク地域から津南町立芦ヶ崎小学校3・4年生、糸魚川ユネスコ世界ジオパーク地域から糸魚川市立大野小学校3・4年生がオンラインで参加しました。
両津小学校の児童は、加茂湖について調べたことを紹介しました。

加茂湖の形や歴史などを紹介したほか、加茂湖で事前に行った生きもの調査、釣りを通じて貝や魚など、自分たちが発見した生きものを紹介しました。
加茂湖に生息する生きものを調べた感想として、釣れると思った魚が釣れず不思議に思ったことや初めてみる魚が釣れたことなどを報告していました。
また、河原田小学校は、佐渡島太郎という浦島太郎になぞらえた劇で佐渡の海のゴミ問題を挙げ、資料を用いてゴミの種類など具体的な問題点を説明しました。

その後、クイズ形式で発表内容を振り返り、佐渡の海のゴミ問題についてポスターなどで伝えていくほか、ゴミ拾いなどのボランティアに参加したいと伝えていました。
そのほか、苗場山麓ジオパーク地域の芦ヶ崎小学校の児童が苗場山麓ジオパーク地域の見所をクイズを通じて紹介し、糸魚川ユネスコ世界ジオパーク地域の大野小学校の児童らは、劇を通じて戦国時代の地域の歴史を紹介しました。
児童たちは、それぞれの学習の成果をメモに取ったり質問し合うなどして、お互いの地域の魅力を学んでいました。

主催した糸魚川ジオパーク協議会は、それぞれの小学校の発表内容を振り返りながら、お互いの発表を聞いて興味を持った人は、家族と一緒に訪れてみるなど、今後につなげていってくれると嬉しいと会を締めくくりました。
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