すこやか両津 入札不調で一時移転へ

両津病院の移転に伴い、空調設備や電気工事などの設備更新をおこなう予定だった介護老人保健施設すこやか両津が、工事の入札不調により設備更新が進められず、現在廃止している金井地区の老健さどに一時移転する計画であることが12月23日に開かれた議員全員協議会で示されました。

すこやか両津は、両津病院の地下にある空調設備や電気設備を特別養護老人ホーム旧歌代の里と三者で共同利用していました。
しかし、歌代の里の民間施設移行や両津病院の新築移転に伴い、単独での新たな設備更新計画を立て、昨年度から工事業者を分割発注していました。
電気設備工事などは昨年9月に業者が設定していましたが、専任技術者の不足などにより、今年7月に行った5回目の機械設備工事の入札も不調に終わっていました。
 
それを受け10月に電気設備などの業者から契約解除の申し出があり、来年5月の両津病院移転の時期まで工事が完了しないことからその対策を検討していました。
佐渡市は、現在の両津病院地下の設備を修繕して使用するためには、これまでの経費に加え年間3000万円の負担が生じるとし、今年5月に廃止になったJA厚生連の老健さどへの一時移転を計画しています。
JA厚生連との正式な契約や入所者、その家族などへの説明はこれからですが、両津病院が移転する来年5月前には移転を終えたいとしています。
 
佐渡市では一時移転している間に単独での設備工事の可能性を探りたいとしていますが、設備計画を1から見直す必要があるため、少なくとも2年間は老健さどでの施設運営になる見通しです。

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