大佐渡石名天然杉遊歩道 5月17日オープン

厳しい自然に育まれた天然杉が楽しめる大佐渡石名天然杉遊歩道で、今シーズンのオープンを前に関係者による最終確認が行われ、5月17日のオープンが決まりました。

5月16日に行われた最終確認には、遊歩道を管理する新潟県のほか、警察や消防、観光関係者など6団体から17人が参加しました。
この日の最終確認では「遊歩道沿いのガイドロープがしっかり張られているか」などを中心に安全確認が行われました。
また、歩きやすい遊歩道にするために敷かれているウッドチップの補充作業も行われました。
両津地区和木と相川地区石名を結ぶ林道石名和木線の標高900mに位置する大佐渡石名天然杉遊歩道は、県有林石名団地に生育する天然杉を気軽に楽しんでもらおうと2011年に県が整備したものです。
厳しい自然環境に耐えながら育った天然杉は、枝や幹が奇抜に変形したものが多く、その自然の造形を一目見ようと昨年訪れた人はのべ2,500人ほどで、2011年からこれまでにのべ7万5,000人が足を運んでいます。
参加者はそれぞれ視点から、足場のぐらつきや枝の状況なども見渡しながら、1周800mの道のりをおよそ1時間かけて確認しました。
最終地点となる展望台では携帯電話の電波状況やベンチのぐらつきなども行われ、劣化してぐらついていたベンチは使用できないよう対応していました。
確認作業後に行われた報告では「微弱ながら周辺で唯一電波が入る展望台の場所を緊急時を考慮しもっとアピールした方が良い」などの意見が出ました。
協議の結果、大佐渡石名天然杉遊歩道のオープンは、昨年より1週間ほど早い5月17日に決まりました。
大佐渡石名天然杉遊歩道は例年11月中旬まで開放され、6月までは山野草の花々と杉との競演が楽しむことができます。
なお、相川地区石名側から遊歩道駐車場までの林道 石名和木線は、今年の夏頃から土砂を取り除く作業や斜面が崩れた場所の補強をするため、およそ3年にわたり通行止めになるということです。
最新情報をチェックしよう!