お酒を通して関係人口増加の取組み

このほどお酒を通して佐渡との関係人口を増やそうとする取り組みが相川の市民団体らが企画して行われました。

相川を活性化させたいと活動する市民団体「相川車座」と地元企業が協力し、このほど行ったのが酒蔵の酒タンクを1つ購入し熟成酒を作ろうというものです。
メンバーらは「相川や佐渡のファンを増やしたい」「お酒を通じて島内外の人との関係を深めたい」という目的で企画しました。

また、企画はインターネットを介して、不特定多数の人々から資金を調達するクラウドファンディングを利用して行われました。
先月22日には、クラウドファンディングの支援者およそ10人が東京や新潟県内などから集まり、酒蔵見学や佐渡観光のほか相川車座のメンバーらと親睦会を行いました。
当日は、佐渡の魅力を堪能してもらうため、地場産の魚を提供する店舗でランチを取った後、酒タンクを購入した金井新保にある加藤酒造店の酒蔵を見学しました。
一昨年の12月に仕込まれ寝かしている2,400リットルの酒は、1年、2年、3年ごと熟成具合に応じて毎年解禁し、支援者に佐渡に訪れてもらいながらお酒を楽しんでもらいます。
参加した支援者たちは、自らお金を出し合ったタンクを前に感慨深く見学していました。
また、酒のタンクの横に自身がオーナーだとわかるようにオーナープレートがけなども行われ、記念撮影を楽しんでいました。
その後は、北沢浮遊選鉱場跡が一望できる店舗で「オーナー総会」と銘打った懇親会が開かれ、現在熟成させている1年物のお酒の試飲も行われました。
参加者は、今まで飲んだ中で一番おいしい、若々しい口当たりがするなど、和気あいあいと語り合いながらお酒を楽しんだほか、佐渡の人たちとの関係も深められたようです。相川車座では、来年春にもこのオーナー総会を開く予定だということです。
なお、今回のクラウドファンディングの支援者およそ180人のうち、100人程度が島外の支援者だということです。

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