60代男性約380万円の特殊詐欺被害

佐渡警察署は6月13日、島内の60代の男性が現金と電子マネー合わせておよそ380万円を騙しとられる特殊詐欺被害が発生したと発表しました。

佐渡警察署によりますと、5月31日被害者の60代男性の携帯電話に「+1」から始まる電話番号で着信があり、通信事業者を名乗る男から「動画サイトの未納料金がある 費用は戻るので30万円支払う必要がある」と言われ、指定された銀行口座にATMから現金30万円を振り込んだということです。

さらに同じ日、通信事業の関係者を名乗る別の男から「あと2つの動画サイトで未納料金が合わせて50万円ある」と電話があり、被害男性は男の指示通り電子マネーカード50万円分を購入し、カードの番号を伝えたということです。
さらに、6月2日には内閣府や警察を名乗る男から電話があり「あなたの携帯電話が悪用され、他人のパソコンが破損し1億円の被害が出ている 保険に入って保証しなければ逮捕される」などと言われ、6月2日から8日の間に5回に分けおよそ300万円を口座に振り込みました。
 
その後、6月12日にも警察庁を名乗る男からの電話で「口座の残高を教えて欲しい」と言われ、不審に思った被害男性は警察に相談し被害が発覚しました。
 
佐渡警察署によると、今年に入り佐渡管内で発覚した特殊詐欺被害は6件で、そのうち5件は、ここ1か月に発生しています。
 
特に6月に入ってから市役所や年金機構の職員を装った還付金詐欺や架空料金請求詐欺の予兆とみられる電話が多数確認されているとして「+1」や「+44」などから始まる国際電話からの電話には出ない、かけ直さないなどの注意を呼びかけています。

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