草苅神社乙祭り 幻想的な能披露

9月7日、佐渡の秋祭りのひとつ「乙(おと)祭り」が羽茂本郷の草苅神社で開かれ、能舞台では夜能が披露されました。

草苅神社の乙祭りは、稲の豊作を願って毎年9月7日に開催されます。
今年は、野菜苗と種を販売する朝市と、夜には夜能が能舞台で披露されました。
始めに舞台に上がったのは、神奈川県の相模女子大学の学生5人です。

彼女たちは、地域の賑わいの創出などの社会貢献活動やキャリア形成として鬼太鼓や能を佐渡で披露していて、6月から稽古を始めていました。
本番を前に2日前の5日から、羽茂小泊の白山神社で地元の人から指導を受け、舞台でこれまでの成果を発揮しました。
いて、披露されたのは、羽茂昭風会の能「猩々(しょうじょう)」です。ある男がお酒を売れば裕福になるという夢を見て、お告げの通りにすると次第に裕福になるという物語を表現しています。

観客「世界観に引き込まれたって言うんですかね。独特な雰囲気でちょっと不気味だけど、落ち着かせるような楽器の演奏とお面の人の動きがすごい世界観でした。」
フランスからの観光客「初めてではなくて、パリの日本イベントで能を見たことがあります。今日も感激しました。本当に素晴らしかったです。」
アメリカからの観光客「芸術的なダンスや絵を鑑賞することが好きで、能が観られると知ってきました。これまで観たもの違ったけど、違う文化を楽しんで観ることができました。」

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