緑の少年団 自然の中で豊かな心育む

佐渡の豊かな自然を通した中学校間の交流を目的として、佐渡地区緑の少年団に所属する子どもたちが、大佐渡石名天然杉を散策しました。

8月4日、コロナ禍の影響で4年ぶりに行われた佐渡地区緑の少年団交流集会には、島内の中学校9校から集まったおよそ40人の生徒が参加しました。
始めに、にいがた緑の百年物語緑化推進委員会の大谷直治理事が挨拶に立ち、佐渡の自然とふれあい仲間たちと過ごした今日の日を忘れられない1日にしてほしいと話しました。

その後、生徒たちは別の学校の生徒とグループを組み、大佐渡石名天然杉のおよそ650mの遊歩道を進んでいきます。
緑の少年団は、自然と親しみ守り育てる活動を通して、豊かな心を育むことを目的とした全国規模の団体で、佐渡では9つの中学校が加盟し活動しています。
散策する生徒たちのグループにはガイドが付き、杉の特徴的な形やその成り立ちなどを説明しました。
初めて顔を合わせる生徒同士ということもあり、散策が始まってすぐは、生徒たちの表情に硬さも見られましたが、遊歩道を進むにつれ緊張もほぐれ生徒同士が会話する場面も。
別の学校の生徒たちと交流を図りながら、地元の自然を楽しく学んでいるようでした。
大谷直治理事「21世紀に生きる我々が、22世紀への県民に緑をバトンタッチしたいと、子供たちにも担い手として、今日は勉強も交流もしてもらいたいということをお願いしましたので、そのあたりを意識して後で振り返った時に、思い出になるような企画になればなと思っております。」
これまでの交流集会は、屋内で木のベンチ作りなどを行うことが多かったということで、佐渡地区緑の少年団交流集会実行委員会では、佐渡の豊かな自然を直に感じてもらえるよう、来年度以降も屋外での活動を実施したいとしています。

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