特殊詐欺で2,400万円の被害

佐渡警察署は10月24日、警察官などを装った特殊詐欺で島内の70代の女性が2,400万円を騙し取られたと発表しました。

佐渡警察署によると9月26日、被害にあった70代の女性の自宅電話に通信事業者を名乗る男から着信があり「警察が用事があるようなので電話をつなぐ」などと言われました。
 
その後、警察官を名乗る男に変わり「あなたの名義の口座と携帯電話を詐欺グループが使っていた。あなたが事件に関与しているか調べないといけない」などと言われたということです。
 
その3日後、警察官を名乗る男から電話があり「身の潔白を示すには、口座の中の金を警察で調べる必要がある。お金は返金される」などと言われました。
 
被害女性は、9月29日から10月14日にかけて複数の口座から現金を引き出し、相手の指示どおり自宅に保管していましたが、電話で「家族に言うと罪に問われる」などと言われていたことから相談ができずにいました。
 
そして、10月15日の午後1時頃、警察官を名乗る男からの電話で「今から取りに行くので現金を車庫に置いてください。刑事が取りに行きます」と言われ、引き出した現金およそ2,400万円をビニール袋に入れて車庫に置いたところ、午後2時頃に確認するとなくなっていたということです。
 
後日、被害女性と同居する家族が様子を心配して事情を聞いたところ、詐欺にあっていることが分かり警察に届け出ました。
 
佐渡警察署は、警察や検察が「口座の中の金を調べる必要がある」「現金を取りに行く」などと現金の要求や回収をすることや「差し押さえ許可状や逮捕状が出ている」などと電話で話すことは絶対にないと注意を呼びかけています。

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