版画村で版画と押し花楽しむ展示会

相川地区の佐渡版画村美術館で個性的な版画作品と、心癒される押し花の作品が展示されています。

佐渡版画村美術館は、特別展示室で月替わりの作品展を開催しています。

今月展示されているのは、畑野地区小倉にある版画愛好家グループで活動をしていた古桑カツヨさんが製作した版画と押し花合わせて30点余りです。
古桑さんは、この美術館の創設者である画家の高橋信一さんの講演を聞いたことをきっかけに昭和53年に趣味で版画の制作を始めました。
また、押し花は、およそ20年前に身近に咲いている花を長く楽しめるようにと作品作りを始めたということです。
こちらの「いのち」と言う版画は、土や木、水はそれぞれ助け合って育っていくという様子を表した作品で、鮮やかなカタクリの花がアクセントになっています。
「アヤメ、山」と題した押し花の作品は、和紙で彩られ背景に千鳥草という紫とピンクの花びらであやめが表現された美しい作品で、トキの体も押し花で作られています。
製作した古桑カツヨさんは、「版画作品には木を彫って作っただけでなく紙やシルクで作ったものもあります。押し花の作品を見ると、ゆったりとした気持ちも生まれます。それぞれの作品を見て、感動してもらえたら嬉しいです。」と話していました。
古桑カツヨさんの「版画・押し花作品展」は、今月末まで佐渡版画村美術館で開かれています。

最新情報をチェックしよう!