春の訪れを告げる 雪割草展

季節

3月23日と24日、この時期に花を咲かせる雪割草の展示会が羽茂地区で行われ、訪れた人たちは様々な色や形の花を見て楽しんでいました。

会場となった羽茂地区の西方公民館には、地元の愛好家9人が丹精込めて育てたおよそ190鉢の雪割草が展示されました。
雪割草は山野草の一種であるオオミスミソウの別名で、早春の山に残る雪を割るように花を咲かせることからその名がつけられ、島内含む新潟県各地に自生し県の草花に指定されています。
初心者でも比較的簡単に交配して新しい種類を作ることができるのが特徴の一つで、会場にはひと鉢ひと鉢違う形や色の雪割草が並びました。

こちらは、雄しべが花びらになった❝二段咲き❞。
そして、こちらは、雄しべと雌しべが同じ形の花びらになった❝千重咲き❞です。
訪れた人は、それぞれ異なった花の柄や形をじっくり眺めたり、写真を撮ったりと楽しんでいました。

佐渡植物園が主催したこの展示会には、2日間で187人が訪れたということです。
雪割草の展示に協力した佐渡植物愛好会の藤井さんは「愛好家が一生懸命育てたものを見ていただけてありがたいです。花のあまり咲かない時期に咲くのが魅力。育てる人が少なくなってきているので、若い人にも興味を持ってもらいたいです」と話していました。
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